海棲昆虫。

都市伝説から、音楽、文芸。

もし地球がこなごなになったら、死ぬまでのあいだ宇宙を漂えるのか?とか考える、哺乳類科人目。

部屋にいても体を持て余すので、外に出て散歩することにした。

日の暮れた町は、車だけがやたらに走っていて、歩いている人間といえば筆者くらいしかいない。うるさい人間がいなくて心地よい反面、寒い。寒いのである。

脇道にそれると、人も車も姿を消して、目に付くのは人の住んでいない家と、人の住んでいるであろう家だけ。

静寂が筆者の周りを取り囲み、外気温の低下に伴う体温の低下という物理現象が襲う。こんなに日にはいろいろと考えてしまう。ただでさえ人間はいろんなことを考えるだろう、それは学友関係であったり、職場の人間関係、受験だったり、などなど。

しかし、こんなさみしい日にはいろいろ考える。しかも、先ほど読んだ本が「地球内部からの円盤」という地球空洞説を唱えた本だったら、さらにいろいろ考えてしまう。

それはくしくも破滅的思想であるといえる。ノストラダムスが良い例である。

今の現代にも破滅的、終末的思想は絶えず、それは人間(とくに若者)の活動エネルギーを奪う考えになっていると思う。終末的思想と言えば大げさだか、自分の近い将来が社畜として一生好きでもない仕事をして生きていかなければならいとしたら、未来に対して楽観的になれるだろうか。

さらに今の現代社会は個人で意見を発信できる。それは性の氾濫であったり、思想の氾濫であったりする。そんな世の中を生きてゆこうではないか。